季節の薬膳レシピ
アサリと彩り野菜の春雨煮
【春~初夏:肝の熱を冷まして体液を補う薬膳】
5月5日から「立夏」に入りました。
薬膳は二十四節気で季節を捉えます。
少しずつ体も夏に対応し、変わっていきます。
この時期は、まだ春の気候も影響しているため
肝の働きが活発になることで熱がこもりやすく
イライラ、めまいなどが起こりやすいのが特徴です。
また、気温が上がるとともに
体内の水分も失われやすくなるので
体液を増やす食材も取り入れるて
夏に備えた体作りをしていきましょう。
[材料](2人分- 調理時間20分程度)
<アサリと彩り野菜の春雨煮>
・殻付きアサリ 280g程度
・緑豆春雨 15g
・ミニトマト 6~8個
・アスパラガス 1本
・酒 大匙1杯
・水 100cc程度
・塩 少々
[作り方]
1). 春雨はお湯で戻す
2). アスパラは、茎の固い部分は薄い輪切りのスライスにし、
他の部分は斜め切りのスライスにする
3). 砂抜きしたアサリを鍋に入れ
水と酒を入れて蓋をして酒蒸しを作る
殻が開いたらすぐに火を止めて2分程度蒸す
4).アサリを一旦鍋から取り出し分けておく
5).煮汁を沸騰させ、春雨とアスパラを加えて煮る
アスパラに火が通ったら
アサリとミニトマトを加えてひと煮たちさせる
6).塩で味を調え、器に盛りつける
[薬膳メモ]
体の余分な熱と水分を取り除き、体液(津液)を生じさせる
アサリ、緑豆、アスパラ、トマトを組み合わせました。
また、アサリやトマトには
肝の働きが過剰になると、熱をもちやすくなり
イライラや情緒不安を起こしやすくなるのを
防ぐ働きがあります。
春雨は色々緑豆の他、ジャガイモなど
様々な種類がありますが
今回のレシピは緑豆の薬膳効能も重視する合は
下の写真のような緑豆が原料のものを選びましょう。
----------
・アサリ(性味:寒/五味:甘・鹹/肝・腎・脾・胃に作用)
体の余分な熱と水分を取り除く
体内より潤し、口の渇きを止める
肝の熱を冷まし、イライラや情緒不安を解消する
・春雨(緑豆)(性味:涼/五味:甘/心に作用)
余分な熱を取り、害になる毒を取り除く
体に必要な水分を生じさせる
・トマト(性味:微寒/五味:甘・酸/肝・脾・胃に作用)
余分な熱を取り除き、体液生じて、渇きを防ぐ
胃の働きを高め、消化を促進する
肝の働きをととのえ、イライラやのぼせを解消する
・アスパラガス(性味:微涼/五味:甘・苦/肺・脾に作用)
体に必要な水分を生じて、渇きを防ぐ
消化器系の働きを活発にして、余分な水分を輩出する
----------
〇このレシピがおすすめの身体のタイプ
・火照り、のぼせやすい
・のどの渇き、肌の乾燥
・むくみ、めまい
・イライラ、情緒不安
×控えめに食べるのがおすすめな身体のタイプ
・寒がり、冷え性
・温めると胃の痛みや頭痛、腰痛など患部の痛みが取れる人
・冷えると下痢や便秘になりやすい人
[レシピ考案:国際薬膳師 清水柚紀子]
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