季節の薬膳レシピ
イカのゴーヤチャンプルー
初夏
【血と体液を滋養し暑熱を取り除く薬膳】
この時期は、気温も上昇し少し汗ばむような気温になる日が増えてきます。
汗をかきやすくなると、体液や血も失われやすくなり
体の内側に余分な熱をためやすくなるため
体液や血を養い夏の暑さに負けない体作りをしていきます。
[材料](2人分- 調理時間20分程度)
<イカのゴーヤチャンプルー>
・イカ 1杯(250g~300g位のもの)
・ゴーヤ 50g
・木綿豆腐 30g
・卵 中1個
・酒 大匙1杯
・塩 小さじ1/2杯
・ごま油 大匙1/2杯+大匙1/2杯
[作り方]
1). ゴーヤは半分に切り、ワタと種を取り除いて
2cm位の大きさに切り、塩少々を振っておいておく
水気が出たら、キッチンペーパーで軽く水を切る
2). 豆腐は、水切りしておく
3). イカは足と内臓を取り除いて洗いって
キッチンペーパーで水気をふき取り
胴の部分は幅2cm位の輪切り、
足は目とくちばしを外して、2cm位に切る
4). フライパンを熱してごま油を入れ大匙1/2杯を入れ
3のイカのみ最初に軽く炒め、取り出しておいておく
5). フライパンをサッと拭いてから
再度熱し、残りのごま油大匙1・2を入れて
1のゴーヤを入れてしんなりするまで炒め
2の水切りした豆腐をちぎって入れて炒め
4のイカを加えて、酒加えて合わせる程度に炒める
6). 溶き卵を回し入れて軽く炒める
7). 塩で味を調え、器に盛りつける
[薬膳メモ]
血を養うイカをメインに
体液(津液)を生じ、体の余分な熱を冷ます
ゴーヤ、豆腐を使ったゴーヤチャンプルーです。
血や陰液を補い養うことでことで真夏の暑さに対応できる
体を作るだけでなく、精神を安定させる作用もあり
夏のイライラや不眠などをサポートします。
また、苦味のある食材を適度に摂ることは
夏の食養生のポイントの一つです。
----------
・イカ(性味:平/五味:鹹/肝・腎に作用)
血を養い、陰液を滋養する
・ゴーヤ(苦瓜)(性味:寒/五味:苦/心・脾・胃に作用)
暑さによる熱を取り除き、口の渇きを止める
目の充血や痛みを解消するなど目の不調を改善する
・豆腐(性味:寒/五味:甘/脾・胃・大腸に作用)
余分な熱を取り除き、体を潤して滋養する
胃の働きを高め、元気をつける
暑さにより体内に生じた毒を解毒する
・卵(性味:平/五味:甘/肺・心・脾・肝・腎に作用)
陰液を滋養し、体を潤す
血を養い、精神を安定させる
喉の熱を取り除き、声を出しやすくする
----------
〇このレシピがおすすめの身体のタイプ
・暑がり、汗をかきやすい
・のどの渇き、肌の乾燥
・火照り、のぼせやすい
・イライラ、情緒不安、不眠
×控えめに食べるのがおすすめな身体のタイプ
・寒がり、冷え性
・温めると胃の痛みや頭痛、腰痛など患部の痛みが取れる人
・冷えると下痢や便秘になりやすい人
----------
[レシピ考案:国際薬膳師 清水柚紀子]
◆お食事のご相談、体質改善相談も随時承っております。
ご相談はこちら ⇒ お問い合わせフォーム
New Article
Archive
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2019年9月