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さくらんぼは梅雨のスーパーフード!嬉しい3つの薬膳効能とは?
さくらんぼが美味しい季節になりました!
ここ数年
さくらんぼの種類も増えつつありますが
この時期でないと食べられない
旬を感じるフルーツの一つですよね。
この時期に食べると
身体にも嬉しい効果をもたらしてくれる
梅雨の時期の
スーパーフードだってご存じですか?
今回は、この時期だからこそ食べたい
さくらんぼの薬膳効能について
3つのメリットをお話します。
まず注目したい1点は
体を温めてくれる「温性」ということ。
ほとんどのフルーツが
体を冷やす作用が多い中
温める作用のある貴重なフルーツです。
フルーツは好きだけど
冷えるから食べないようにしている
という方には嬉しいですね!
続いて2点目は
体内の「湿気を取り除く」こと。
梅雨〜夏は日本は高温多湿の気候のため
どうしても
体内に湿気が溜まりやすくなります。
さくらんぼには、「去湿作用」といって
排出されずに体内に残っている
湿気を取り除き
水はけを良くする作用があります。
湿気が溜まると
身体が重だるくなりやすくなり
疲労や食欲不振、お腹の調子が悪い、
頭痛などの原因になりやすいので
湿を取り除き、水はけを良くするのが
大事な養生ポイント。
また、消化機能の働きを活性化させ
気を補う作用もあるので一石二鳥
なんですね。
そして3つ目の注目ポイントは
「美肌作用」。
湿は肌にとってもトラブルを引き起こし
特にシミの原因にもなりやすいのです。
さくらんぼには、湿気を取り除きながらも
潤いを与え、肌の乾燥を防ぐ
作用もあります。
いかがですか?
さくらんぼって思っている以上に
梅雨対策の優秀なフルーツ!
ただし、この効果を最大に活かすには
気をつけないといけない点もあります。
食す際は
冷やさずに常温の状態で食べること。
ジャムやコンポートにするものいいですが
砂糖は湿気を生む原因になりますので
できればそのまま食べるのがおすすめです。
また、津液(体液)不足で
火照りやすいタイプの方も
温めすぎにより津液を消耗することになるので
多食は避けましょう。
こんな点に注意して
旬のさくらんぼを楽しんで下さいね!
<さくらんぼの薬膳効能>
【性味・帰経】 温、甘/肝、胃、腎
【働き】
1 去風除湿 関節、筋肉の痛み、痺れ
2 補中益気 食欲不振、疲れやすい
3 潤膚 皮膚の乾燥、顔色不華
(出典:薬膳素材辞典 源草社)
執筆:国際薬膳師 清水柚紀子
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