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豚こまと冬瓜の煮物
初秋
【気と陰液を補い余分な熱を取り除く薬膳】
朝晩は涼しくなってきて、少しずつ
秋らしさを感じられるようになりました。
薬膳(中医学)でみると、秋は
五臓の肺の働きが活発になる季節。
肺は呼吸器系(鼻、喉、皮毛)や大腸と
深く繋がっていたり
バリア機能の役割を担ってます。
乾燥を嫌い潤いを好むため
陰液を補う食材で肺の機能を高めましょう。
気候的にみると
今年はまだ暑い日が続いているため
まだまだ熱中症対策も必要です。
体の熱を取り除く食材も一緒に摂ることで
秋本番に向けた体づくりをしていきましょう。
[材料](2人分- 調理時間20分程度)
<冬瓜と豚肉のスープ>
・豚肉(細切れ) 80g
・冬瓜 200g
・干ししいたけ 100g
(水に戻す)
・昆布 10g
・水 400cc
・塩 小匙1杯
・醤油 小匙2杯
※写真の分量は多めで撮ってます
[作り方]
1). 冬瓜は皮を剥き、ワタと種を取り除いて
2cm位の食べやすい大きさに切る
2). 豚肉は一口大に切る
3). 鍋に水と昆布を入れて火にかけ
沸騰する直前で昆布を取り出す
沸騰したら1と水に戻した干し椎茸戻し汁ごと入れ
15分程度煮る
4). 冬瓜が透き通り始めたら、豚肉を入れて煮る
途中でアクをが出たら取り除くいてください
5分程度煮たら醤油、塩を入れて更に5分煮る
5).薄めの味付けにしているので、薄いと感じる場合は塩で味を調えてください
器に盛りつけて完成
[薬膳メモ]
気と陰液(血液以外の体液)を補いながら
体の余分な熱を取り除く組み合わせのレシピです
豚肉で気と体液を補い
干し椎茸をプラスすることで更に気を補いながら
胃の働きを活発にします
冬瓜は体の余分な熱を取り除く働きに加え
肺の働きを高める作用もあります
秋は甘味の食材を使うことも養生のポイントです
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・豚肉(性味:平/五味:鹹・甘/肝・腎・胃に作用)
気や陰液作り、体を滋養する
乾燥から身を守り、口や喉の渇き、咳、
髪や皮膚の乾燥を防ぐ
疲労を回復する
・冬瓜(性味:寒/五味:淡/肺・大腸・小腸・膀胱に作用)
暑さによる熱を取り除き、渇きを潤す
解毒、利尿作用
・椎茸(性味:平/五味:甘/胃に作用)
胃の働きを高め、元気をつける
気血を補い、疲労回復させる
・昆布(性味:寒/五味:鹹/肝・胃・腎に作用)
体内の余分な水分や熱を取り除く
気の巡らせてむくみを解消する
----------
〇このレシピがおすすめの身体のタイプ
・暑がり、汗をかきやすい
・のどの渇き、肌の乾燥
・火照り、のぼせやすい
・咳、のどの痛み
・秋バテ、疲労回復
×控えめに食べるのがおすすめな身体のタイプ
・寒がり、冷え性
・温めると胃の痛みや頭痛、腰痛など患部の痛みが取れる人
・冷えると下痢や便秘になりやすい人
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[レシピ考案:国際薬膳師 清水柚紀子]
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