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血・骨・腸が健康長寿のカギ
平均寿命が伸び、これからは
『人生100年時代』と言われるのが
当たり前になってきました。
医療の発達により
長生きできる環境が整っているものの
個人個人の健康に対する意識が
問われてきます。
健康長寿であるためには
どのようなことに気を付ければ
いいのでしょうか?
健康な生活を送るためには
「自分の体の状態を知り
病気にならないように予防する」
ことが最も重要です。
そのために活用をおすすめしたいのが
漢方や薬膳のベースとなっている
『中医学の知恵』。
少し難しく思われるかもしれませんが
日本中医薬研究会のブックレットでは
エイジングケアに関わる
「血管力」「骨幹力」「腸管力」
と、重要な3つの機能について
わかりやすく解説していますので
ご紹介します。
①血管力
血や血管というと
ドロドロ血やゴワゴワ血管を
思い浮かべる方も多いでしょう。
血管は丈夫で柔軟であるのが重要ですが
健康に大きな影響を与えるのは
大血管よりも「毛細血管」。
毛細血管のケアをするためには
「血がきれいな状態で
スムーズに流れること」
が大きなポイントです。
中医学ではこれを
「活血化瘀(かっけつかお)」
といいます。
血管力を高めるためにも、
瘀血(おけつ=滞っている状態)
を解消する食事や
生活習慣の改善が必要です。
②骨幹力
加齢と共に気になるのが「骨」。
骨粗しょう症などの骨の病気や
足腰が弱い、記憶力の低下といった
症状は「骨」に関係しています。
また、中医学では
「骨」は「腎」に深く関係します。
「腎」は現代医学の「腎臓」の解釈とは
少し異なり、成長や老化、生殖機能を
担い、生命エネルギーの源
という考え方があります。
骨芽細胞から分泌される物質が
筋力、記憶力、生命力、免疫力
と関係することが確認されています。
長寿時代には
「腎」のエネルギーの強さにより
健康が左右されるといっても
過言ではありません。
エイジングケアのためにも
腎のエネルギーを高め
骨幹力を強化していきましょう。
③腸管力
元気な健康長寿の方の特徴とし
食欲旺盛の方が多いのもポイントの一つです。
食欲は胃腸の働きと
大きく関わっています。
中医学では胃腸の働きは
「脾」の働きによるもので、消化吸収と
全身に栄養素や水分を運搬する機能を
司ってます。
脾の働きが悪いとこれらの働きが低下し
食べ物からの栄養素が
十分に体に取り込めないなどの
トラブルの原因に。
また、脾の消化吸収の働きは腸管力とも
関係するので、腸管力が弱い場合は
食欲不振、疲れやすい、お腹が張る、
下痢しやすいなどの症状が
でやすくなります。
食材にこだわって
せっかく栄養素が豊富な食材を食べたり
漢方薬を飲んでも
十分に効果が発揮ません。
だからこそ、まずは脾の働きを補い
胃腸の働きを強化することが
重要なのです。
以上簡単ですが
「血管力」「骨幹力」「腸管力」
のお話をしてきましたが
いかがでしたでしょうか?
日本中医薬研究会の
『中医学で健康長寿』
のブックレットは
店頭で配布しております。
また、ご自身の
「血管力」「骨幹力」「腸管力」
が気になる場合は
症状にあったご案内もできますので
お気軽にお申し出ください。
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