今回は
「清香散（しんこうさん）」
のご紹介です。





漢方（中医学）と西洋医学の大きな違い
というと、「気」の存在ですね！


中医学では
その人の体の気の充実具合や
気の流れがスムーズか
なども診断の時に重視します。


前回の記事で、中医学では
低気圧などの気象病の原因は
気の巡りが関係している
というお話をしました。


漢方には、気の巡りらすことで
不調を改善するものがあります。


「香蘇散（こうそさん）」は
約900年前の中国の古典の
医学書にも掲載されている
気を巡らせる作用のある代表的な
漢方薬。


香附子、蘇葉、陳皮、生姜、甘草
で構成されているものです。


胃腸が弱い、みぞおちのつかえ、
気鬱からくる頭痛、めまい、耳鳴り、
肩こりなどの症状に用いります。


また
発汗させて気の巡りを良くするので
胃腸虚弱で熱っぽい人の
風邪のひきはじめに服用したりします。


「清香散」は「香蘇散」の処方生薬を
一定量エキス化し、その残りの生薬を
粉末にして服みやすい顆粒剤に
したものです。


ご興味ある方はご相談ください。