こんにちは、伊藤薬局です。


9月に入っても気温も湿度も
高い日が続いてますね。


前回、「夏バテ」の原因について
お話しましたが
これから気温も徐々に下がり始めると
「秋バテ」になることもあります。


夏バテも秋バテも
バリア機能の役割をしている
「衛気」が不足しているから。


衛気の力が整っていると
外邪（外敵）が体内に侵入しないように
体表にバリアを張り巡らせ
ウィルスや細菌の侵入を防いだり
風邪をひきにくくしたり
アレルギー症状が出にくくするなど
しっかりと体を守れます。


ところが現代人は
不規則な生活や食事の乱れ、運動不足
などにより、衛気不足（衛気虚）になりやすため
風邪をひきやすく、ウィルスから体を守る
といった防衛力が低下しやすいのです。


防衛力は、免疫力とも比例することは
前回の記事でもお話しました。
（前回の記事を読む）



衛気を高めるための漢方薬として
よく使われるのが『衛益顆粒（えいえきかりゅう）』

中国の『玉屏風散（ぎょくへいふうさん）』
と同じ処方で
『黄耆・白朮・防風』という3つの生薬で構成されています。






特に「黄耆（おうぎ）」は
免疫調整をする上で漢方処方によく
用いられる生薬で
体を元気にする「補気力」を高めたり
皮膚や粘膜を強化する働きがあります。


また「白朮（びゃくじゅつ）」も
補気の作用があり、特に
胃腸に作用し、脾（消化器系）の気を
補充し、働きを活発にします。


そして「防風（ボウフウ）」は
風邪（ふうじゃ）と湿邪（しつじゃ）を
取り払って追い出すなど
解表、発汗、鎮痛作用があります。




まだまだコロナの罹患率も高いこと
などを鑑みると、衛気力を高めて
免疫力も体力も充実させることが
健康づくりの上でとても重要です。


体力に自信がない、疲れやすい
といった場合はしっかりと休息しつつ
生活習慣、食事の見直しと適度な運動で
免疫力をアップさせましょう。




『衛益顆粒』は当店でも取り扱いがございます。
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