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腸内環境を整える枯草菌
こんにちは、伊藤薬局です。
健康を維持するためには
腸内環境が整っていることが重要ですよね。
「善玉菌を増やして腸内環境を良くする
ために毎日ヨーグルトを食べてます!」
という方も多いのではないでしょうか。
腸内に住む細菌には
善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3タイプに分かれます。
しかし、実のところ
善玉菌や悪玉菌と区別することは
あまり意味がありません。
ヨーグルトを食べるのは
意味がないという訳ではなく
重要なのは、自前の
善玉菌と悪玉菌のバランスなど
様々な菌の種類や作用の多様性を維持すること。
野菜に置き換えると分かりやすいのですが
栄養豊富な元気な野菜を作るためには
多種多様の微生物(細菌)が
畑の土に住み、活動できる土壌の質が肝心です。
腸内細菌を育てるのも畑と同じ。
土壌ともいえる、腸内細菌の状態で
腸内環境も変わります。
その大半は腸内に住む約1.5kgもの
微生物との共生により営まれており
土壌は「腸内細菌」
耕す力は「生命力菌」
肥料は「栄養(プレバイオティクス)」と
菌にもそれぞれ活動する場所と役割があります。
この「生命力菌」に当たるのが
「枯草菌(こそうきん)」です。
「枯草菌」は土や枯れた草や葉に住む
日本古来からある土壌菌のひとつで
小腸で働き、外部から侵入する
カビや細菌、ウィルスを捉え
迎え撃つことで常在菌を活かす働きがあります。
また、腸の土壌づくりは
まず上流である小腸の環境を整える
ことにあり、耕す力でもある
「枯草菌」が小腸に常駐していることが
大変重要なのです。
昔の日本は土のついた野菜を
家の中に持ち込める家屋の造りだった
こともあり、自然とと家の中にも
枯草菌が常在している環境でもありました。
また、食材づくりにおいても
味噌や醤油を作る時に入れる「もろみ」
に含まれていたり、熟成させるのも
枯草菌の働きによるものです。
そして、納豆菌も枯草菌の仲間。
藁で大豆を包み発酵させていたので
本来の力が備わった納豆菌だったこともあり
普通に食事に枯草菌を取り入れることが出来ました。
しかし現代は
住環境や食環境の変化により
枯草菌が住みづらい環境になったことは否めません。
このように腸内環境を整えるには
大腸より先に上流の土壌ともいえる
小腸の環境を整えるのが先と覚えておくと良いでしょう。
それにより
乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌など
大腸で働く菌が生かされてきます。
枯草菌を常駐させやすくするためにも
麹やもろみなどを使って発酵させた
醤油やお味噌を使ったお料理やお食事を
心掛けていきましょう。
また、サプリや健康食品で取り入れる
ことも出来ます。
当店でも取り扱いがございますので
ご興味ある方はお問合せください。
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