ブログ
菊花と薄荷の薬膳茶|ほてりや頭がボーッとする花粉症にも

こんにちは、伊藤薬局です。
2月に入ると、そろそろ気になってくるのが花粉症。
今年は暖冬の影響で、例年より
花粉の飛散が早くなり
既に花粉症が始まっている方もいるようですね。
中医学では、花粉症は症状によって
対処法も変わってきます。
今回は、ほてりやすく、頭や顔面が
熱っぽいタイプにオススメの
薬膳茶をご紹介します。
緑茶をベースに、緑菊花、薄荷をブレンド。
このタイプにみられる症状は、
目のかゆみ、充血、目やに、
鼻水が黄色い、鼻づまり、
イライラ、顔や頭がボーッとする、
顔や頭のほてり、など。
体の上部に気や熱が上りやすく
巡りが悪くなっている状態です。
揚げ物や油っぽい食事が多い、
辛い物やお酒などの刺激物や
甘い物の過剰摂取が原因。
また、ストレス、緊張しやすい、
更年期、暑がりの人もこの症状が
起こりやすいのも特徴です。
このタイプの場合、
余分な熱を取り除きクールダウンする
こと、また、花粉症のアレルギー原因
となる風邪という邪気を取り払うことで
対処していきます。
緑茶、薄荷、菊花は
これらの症状を緩和するのによく
用いられる食材(生薬)です。
<緑茶>清熱瀉火
四気五味:甘・苦・涼
帰経:心・肺・胃
働き:
体の熱を取り除き毒を排除する、
口や喉の渇きを止め津液を作る、
利尿、イライラを収め心を安定させる
<薄荷>辛涼解表
四気五味:辛・涼
帰経:肝・肺
働き:
発汗により体表の邪気を取り除く、
頭部のこもった熱を取り除く、解毒、
気を巡らせイライラやストレスなどを解消する
<菊花>辛涼解表
四気五味:辛・甘・苦・微寒
帰経:肝・肺
働き:
発汗により体表の邪気を取り除く、
肝や目の熱を取り除き見えやすくする
緑茶は体内の熱や毒を利尿によって
取り除き
薄荷と菊花は発汗により体表の熱や
風邪を取り除きます。
また、薄荷と菊花は
目の不調(充血、かゆみ、かすみ、目やに等)
鼻水、鼻づまり、喉の痛み、
頭痛、頭重、麻疹の解消などにも。
ただし、冷やす作用が強いため
冷えタイプの方には向きません。
花粉症の季節も症状に合わせた
薬膳茶で快適に過ごしましょう。
Archive
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2019年9月