こんにちは、伊藤薬局です。


前回、目の疲れと
脳の疲れは関連する
というお話をしました。


情報過多、デジタル社会の副作用
とも言えるのが目や脳を酷使しすぎること。

その結果、頭部に熱が溜まりやすくなり
不眠や体調不良、精神的なストレスを招くことに。


定期的にデジタルデトックスをして
体への負担をリセットすることを
おすすめしますが、それが難しいのも
現代が抱えている問題といえるでしょう。




さて、漢方の役割の一つに
「体に籠った熱を取り除く」
という働きがあります。


中でもレイヨウカク（羚羊角）は
古代から頭の健康を支える生薬として
重宝されてきました。


レイヨウカクは、モンゴルに生息する
ウシ科のサイガレイヨウという
動物の角を原料とした生薬。


中国最古の薬物書といわれる「神農本草経」
にも載っており、歴史的にも古くから
用いらていることが分かります。


日本でも江戸時代や明治時代の有名な
漢方医が使用していました。


サイガレイヨウは
長い鼻と大きな鼻孔を持っており
草原や砂漠で生き抜くために
この大きな鼻に高温の空気を
冷却させるのに一役買っている
のではないかとも言われているそうです。


そう考えると、人間の頭に籠った熱を
冷ますのには、呼吸が深く関係すると
言えますね。


話が逸れましたが
レイヨウカクには頭に上った熱を
取り除く働きや
肝の働きをサポートする働きがあります。


当店でもレイヨウカクを使用した
漢方の取り扱いがございます。


ストレスや能疲労、目の疲れなどが
気になる方のご相談も承ってますので
お気軽にご相談ください。