こんにちは、伊藤薬局です。


師走になり、冬らしい寒さの日が
多くなってきましたね。


お料理もお鍋など温かいお料理の
出番も多くなってきたのではないでしょうか。


冷えやすい体質の方は「温活」も
養生に取り入れいていきたいところ。




そして今回は、「温活」女子に
おすすめな『当帰』についてお話します。




当帰は中国では2000年前から
特に女性の滋養強壮剤として使われ
「女性の宝」として重宝されている生薬で
「血を補って巡らす」「体を温める」のが得意。


漢方約として
生理トラブルをはじめとする女性疾患や
貧血、頭痛、肩こり、冷え症などを
改善する方剤に使われおり
「当帰芍薬散」「四物湯」などに
配合されています。


日本では「大和当帰」が日本書紀の中で
推古天皇が薬狩りをしたことが
記されており、古くから馴染みがある植物です。




このように当帰は
漢方では根の部分が薬用として
葉の部分はお茶や料理などに
使われており、最近では
葉の効果効能も再注目されるようになりました。




セリ科の植物のため
セロリのような感じの香りが特徴。


お茶として、紅茶やレーズン、棗
などとブレンドすると
体を温め血を補う薬膳茶になります。


また、出汁を採るときに当帰茶を
加えると、より体がポカポカになる
スープが出来るので、ポトフなどにおすすめ。
（当帰葉でも可）


パウダーは、香りづけとして
サラダやドレッシングに加えたり
刻んだパセリなどと一緒に使ったりと
スパイスやハーブのように使うこともできます。




普段なかなかお目にかかれませんが
インターネットで購入可能なので
「お料理に使ってみたい！」という方は
「当帰葉」「大和当帰」で検索してみてください。


普段から当帰を取り入れることで
血の巡りも整いやすくなり
温活もスムーズになりますよ。




次回は当帰が配合されている
女性のお悩み症状として人気も高い
『婦宝当帰膠』についてお話します。