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八味地黄丸で頻尿の万能薬?合う人と合わない人の違い

こんにちは、伊藤薬局です。
最近テレビ通販などでよく見かける『八味地黄丸』。
夜間頻尿や頻尿、尿漏れなど尿トラブルの漢方として注目されています。
しかし、中には服用により、回数が増えたり
動悸や胃腸障害などの副作用が出た、という報告も。
テレビ通販やCMで「夜間頻尿などを改善!」と宣伝しているから
期待を込めて購入したのにガッカリ、では済むようなことではありません。
悪いイメージを持たれるかもしれませんが
きちんと薬の機能と体の症状を理解して服用すれば
大変効果のある漢方です。
漢方では、体質や体の状態を”証(しょう)”と言います。
例えば、体が熱があるのか、冷えているのか
表面に症状が出ているのか、あるいは内面か
体の水分が過剰になっていないか、または乾燥しているか
気(エネルギー)は充実しているか、減っている(元気がない)か
五臓六腑の状態なども含めて、これらの状態を総合的に判断します。
では、八味地黄丸はどんな方に合うかというと
四肢が冷える、寒がり、疲れやすい、体力があまりない
という特徴があります。
これらの症状は加齢による「腎」機能の衰えが原因。
腎機能は加齢と共に低下するため、腎と関わりのある
泌尿器のトラブルだけでなく、足腰がだるい、力がない、
かすみ目、耳が遠いなどの症状が起こります。
また、腎には「腎陽」と「腎陰」があります。
腎陽は主に体を温め、エネルギーの大元となるもの。
足腰や下半身の冷えや力不足、夜中や明け方の排尿トラブル
むくみは腎陽不足によるものです。
八味地黄丸はこの「腎陽」を補うのに優れており
附子(ブシ)や桂皮(ケイヒ)という2つの生薬が
冷えを取り除き、体を温めてくれます。
八味地黄丸は、こういった「腎のトラブル」にも
対応できる漢方ということもあり、
シニア世代に注目されているという背景があると言えるでしょう。
一方で、八味地黄丸が合わない方は
暑がり、のぼせやすい、体力があり元気なタイプ。
これらの方が服用すると、トイレの回数が多くなったり
動悸や胃腸障害を起こしやすくなります。
これらのタイプの方には『六味丸』をおすすめします。
六味丸は八味地黄丸から、附子と桂皮を除いた漢方です。
八味地黄丸が「温める」タイプであるのに対し
六味丸は「冷やす」タイプの漢方
と捉えてもらうとわかりやすいでしょう。
六味地黄丸は「腎陰」を補うもの。
陰(血液や体液)には潤いや栄養を与える機能があり
不足すると、のぼせ、目の疲れやかすみ、不眠、口の渇き
といったトラブルが現れます。
熱寒のある場合は、六味丸が良いでしょう。
とはいえ、自分に当てはめた場合
「冷えるけどのぼせる」
「熱くなったり寒くなったりしやすい」
など、両方の症状を併せ持つなど
自分がどちらのタイプか見分けるのが難しい
と感じることもあるかと思います。
体質や症状は両方を併せ持つことも多くあるため
自己判断では難しいことが殆どです。
そのような場合は、自己判断せず、当店にご相談ください。
漢方の体質診断を元に、症状に合わせてアドバイスいたしますので
お気軽にご相談ください。
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