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なぜ夏は食後に眠くなりやすい?中医学的に説明します

こんにちは、伊藤薬局です。
夏本番、連日猛暑日続きとなっています。
こうも暑いと体調管理もままなりませんが
この時期、食後に急な眠気に襲われる、
ということはないでしょうか。
もちろん、暑さから疲れやすということもありますが
実は内臓もダメージを受けやすくなっています。
一般的に、食後に眠くなるのは
①飲食物を消化をするために、胃や腸に血液が集まりやすく
脳に血液が一時的に巡りにくくなる
②糖質の多い食事を摂ることで血糖値の急に上昇しやすい
ことが原因と言われています。
一方、中医学では、消化器系である「脾」の働きの低下と考えます。
「脾」は、食べたものを消化・吸収し、
エネルギーを全身に送り届ける役割を担ってますが
このようなことが働きを妨げているのです。
1.湿気(湿邪)によるダメージ
日本は、梅雨から夏にかけての高温多湿になります。
湿気は、「湿邪(しつじゃ)」という邪気になり
体内に侵入して停滞しやすくなります。
「脾」は乾燥を好み、湿気を嫌うため
脾に湿が溜まると水浸し状態となり“胃腸の夏バテ”を
引き起こしてしまいます。
2. 消化のために「気」が消耗される
私たちは、食事をすると消化・吸収するために、
「気(エネルギー)」や血液を胃腸に集中させます。
暑さと多湿により胃腸の働きが低下している時に
食べたものを消化するには、普段以上のエネルギーが必要なため
本来頭部や全身に巡るはずの「気」が胃腸へ流れることで
脳のエネルギーが一時的に不足し、猛烈な眠気やだるさが起こります。
3. 冷たいものの摂りすぎ
暑い時期は、ついつい冷たい飲み物やアイス、
冷たい麺類、生野菜などが多くなりがち。
「脾」は冷えることでも消化活動が悪くなるため、
負担がさらに倍増し食後の眠気を悪化させる原因になります。
このように、中医学では「暑さ」と「湿度」により
気の消耗や脾の働きを低下します。
胃腸にかかる負担を減らし、食後の眠気を防ぐために
このようなことに気を付けてみましょう。
1.食事やドリンクはできるだけ温かいものを摂る
胃腸を健やかに保つには、冷えたドリンクや氷のものを避け
食事中は温かいスープにします。
生姜、ネギ、大葉、ミョウガ、ニンニクといった、
薬味やスパイスも積極的に摂るのがおすすめ。
お腹を温めて湿気を飛ばし、働きをサポートします。
2.体を涼やかにする食材を摂り入れる
キュウリやスイカなどのウリ類は、余分な熱を取り払い
必要な水分を補います。
トマト、ナス、ゴーヤも熱を取り除く食材。
枝豆、ハトムギ、小豆などは体内の不要な水分を取り除きます。
3.食事の量は「腹八分目」
よく噛んで、量は腹八分目にしましょう。
弱っている胃腸に満腹まで食べてしまうと
消化不良の原因にもなるだけでなく
さらに大量の「気」が奪われて眠気が強くなります。
よく噛んでゆっくり食べると、満腹感を感じやすくなり
消化も促進します。
4.食後はすぐ横にならず、軽く巡らせる
食後すぐに横になるのは、胃腸の動きを停滞させることに。
食後20〜30分ほどはゆったりと座って過ごすか、
散歩をすることで、体全体の「気」の巡りを促すことが出来ます。
この暑さはまだまだ始まったばかり。
胃腸をいたわり、元気に夏を乗り切りましょう。
胃腸の調子が優れない、夏バテや熱中症対策などは
早めに当店にご相談ください。
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